“存上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞんじあげ66.7%
ぞんじあ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何故なにゆゑ御前様おんまへさまにはやうの善からぬわざよりに択りて、折角の人にすぐれし御身を塵芥ちりあくたの中に御捨おんす被遊候あそばされさふらふや、残念に残念に存上ぞんじあげまゐらせ候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
台湾名物唐墨からすみ下され、有難く存上ぞんじあげ候。酒伴の最好物に候。私事十六日上総へまゐり、昨夜帰宅仕候。取りあへず御挨拶迄ごあいさつまで、拝具。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
何よりうれしう嬉う存上ぞんじあげまゐらせ候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)