“存上候”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞんじあげさふらふ50.0%
ぞんじあげそうろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愚なる者の癖に人がましき事申上候やうにて、誠に御恥おんはづかし存候ぞんじさふらへども、何とも何とも心得難こころえがた存上候ぞんじあげさふらふは、御前様おんまへさま唯今ただいまの御身分に御座候ござさふらふ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
毎度の文にてこまかに申上候へども、一通の御披おんひらかせも無之これなきやうに仰せられ候へば、何事も御存無ごぞんじなきかと、誠に御恨おんうらめし存上候ぞんじあげさふらふ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
時下じか残暑ざんしょしのぎがたく候処そうろうところ益〻ますます御清穆ごせいぼく御事おんこと存上候ぞんじあげそうろう 却説さて 伯爵様はくしゃくさま折入おりいって直々じきじき貴殿きでん御意得度思召ぎょいえたきおぼしめし被在候間あらせられそうろうあいだ明朝みょうちょう御本邸ごほんてい御出仕可然ごしゅっししかるべく此段申進候このだんもうしすすめそうろう 早々そうそう頓首とんしゅ
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)