“威燄”の読み方と例文
読み方割合
いえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此等を向うに廻していつ返しつして、次第次第に斬勝きりかって、既に西は越後境、東は三春、北は出羽にまたがり、南は白川を越して、下野しもつけの那須、上野こうつけの館林までも威燄いえんは達し
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
洪水こうずい天にはびこるも、の功これを治め、大旱たいかん地をこがせども、とうの徳これをすくえば、数有るが如くにして、しかも数無きが如し。しんの始皇帝、天下を一にして尊号そんごうを称す。威燄いえんまことに当るからず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)