“大旱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいかん55.6%
おおひでり22.2%
だいかん22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時の官省は旧思想の人物を以て充たされていたから、新智識を有するものを欲することは大旱たいかん雲霓うんげいもただならずである。
東洋学人を懐う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
それが京ばかりでなく、近郷近国きんごうきんごくいずれもこの大旱おおひでりしいたげられて、田畑にあるほどの青い物はみな立ち枯れになってしまった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そこでしゃは錦葵を四十石あまり買った。人びとは皆それを笑ったが、間もなく大旱だいかんがして、穀物がそっくり枯れてしまい、ただ錦葵だけは植えることができた。
酒友 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)