如意宝珠にょいほうじゅ)” の例文
おに大将たいしょう約束やくそくのとおり、おしろから、かくれみのに、かくれがさ、うちでのづちに如意宝珠にょいほうじゅ、そのほかさんごだの、たいまいだの、るりだの
桃太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
如意宝珠にょいほうじゅとて持つ人の思いのままに富を得繁盛する珠を竜が持つとはインドに古く行われた迷信で、『新編鎌倉志』に如意珠二種あり、一は竜の頸の上にあり
その実は如意宝珠にょいほうじゅ のごときものであって諸天と阿修羅あしゅらとはその実を得るのが非常の喜びである。ところがその実が熟して水中に落ちる時分にジャンブと音がする。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
馬の背中には大きな行李こうりが三つばかりくらに結びつけられて、その真中にたけ三尺ばかりのお地蔵様の木像、どこから持って来たか、大分にげて、錫杖しゃくじょうの先や如意宝珠にょいほうじゅなども少々欠けておりますが