天路あまぢ)” の例文
布施ふせきてわれあざむかずただ率行ゐゆきて天路あまぢらしめ 〔巻五・九〇六〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
高うして吹雪すらしか、かすかにも雪煙立ち、その煙絶えずなびけり。いよいよに紅く紅く、ひようひようと立ちのぼる雪の焔の天路あまぢさしいよよ尽きせね、消えてつづき、消えてつづけり。
やをれ、いま天路あまぢにじを、はな
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
高うして吹雪すらしか、かすかにも雪煙り立ち、その煙絶えずなびけり。いよいよに紅く紅く、ひようひようと立ちのぼる雪の焔の天路あまぢさしいよよ尽きせね、消えてつづき、消えてつづけり。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
はてなき天路あまぢを走り去りぬ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
天路あまぢ足音あのとも聞きや得まし。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
かなた天路あまぢのはづれに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
はな天路あまぢ熒惑星ひなつぼし
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)