“天満与力”の読み方と例文
旧字:天滿與力
読み方割合
てんまよりき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見忘れておるのももっとも、もう十年も以前に、そちや多くの召使にいとまをつかわした頃から浪人いたしておる元天満与力てんまよりき常木鴻山つねきこうざんじゃ」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腰を下ろした侍は、元天満与力てんまよりきの常木鴻山こうざん、在役当時の上役で、同じ時に、同じ譴責けんせきをうけた人。以来不遇の隠士いんし同士、互に心をあわせて、密かにある大事をのぞんでいる仲であった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もと天満与力てんまよりきの常木鴻山こうざん! おお、その鴻山に違いない。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)