“天公”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんこう80.0%
てんたうさま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天公てんこうはいたずら者で、世間並みでないところへ世間並み以上の者を作る、お杉お玉の容貌きりょうもそれで、米友の俊敏なる天性もそれであります。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
たまたま! 赫奕かくやくたる明星みやうじやう持主もちぬしなる、(おう)の巨魁きよくわい出現しゆつげんじゆくして、天公てんこう使者ししやくちりて、あらかじいんをなすものならむか。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
天公てんたうさま機状からくりのしかけかの妙法寺村の火とおなじ事也。かれは人のる所、是は他国の人のしらざる所なればこゝにしるし話柄はなしのたねとす*3