“大欅”の読み方と例文
読み方割合
おおけやき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今しがた、一角が立っていたあたりの大欅おおけやきが異臭を放った。刹那せつな、すべての姿が一度に大地へうッ伏してしまった。人の暴を超えた自然の暴力。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
村松町より一里をへだつる中蒲原なかかんばら郡橋田村大字おおあざ西四つ屋、曹洞宗泉蔵寺大門先なる関谷安次宅地内に、数百年を経たる高さ五間、幹の周囲約一丈の大欅おおけやきあり。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「これです、消音式しょうおんしきで無発光のピストルなんです。笹木邸の大欅おおけやき洞穴ほらあなに仕かけてあったんです」といって真黒な茶筒ちゃづつのようなものを、ズシリと机の上に置いた。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)