“大時化”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおしけ50.0%
おおじけ25.0%
おほしけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はたして、さしものにたけくるった大時化おおしけが、もなくおさまり、三浦みうら土地とちはさしたる損害そんがいもなくしてんだのでしたが、三浦以外みうらいがい土地とちたとえば伊豆いずとか
こんな大時化おおじけで猫の手も借りたいような時だが、とりあえず船長に急を知らせて、それから大急ぎでやって来たんですよ、しかしこいつらが先廻りしているとは思わなかったし
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
脈といふ脈を、アルコールが駆け廻つて、血の循環めぐりたぎり立つ程早い。さらでだに苛立勝いらだちがちの心が、タスカローラの底の泥まで濁らせる様な大時化おほしけを喰つて、唯モウ無暗に神経が昂奮たかぶつて居る。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)