地頭ぢとう)” の例文
つまとして其上五ヶ年の奉公に金子をため實體じつていなる行ひにかんじ村中の者地頭ぢとうに願ひ村長にしたるにまた/\憑司へ歸役きやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さらば、弟義経よしつねと不和となるや、義経逮捕を名として、全国に守護しゆごを配置して軍事、警察をつかさどらしめ、又兵粮米ひやうらうまい徴発ちようはつのために、各所の荘園に地頭ぢとうを置いた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
地頭ぢとうえてもみちはた
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
取出してふできよらかにしたゝめられしは「なんぢ父にうとまれしに非らず母にうとまれしにあらず父母すてるに非ず自分の薄命はくめいなり元祿二年九月貧暦ひんれき」と書付て其まゝ行過ゆきすぎける兎角とかくする内に村方の役人其外大勢の人あつまりて地頭ぢとう代官所へ訴へ出ければ役人方見分けんぶんの上捨子の儀は村方へ養育申付られ小兒は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)