“商賣柄”の読み方と例文
新字:商売柄
読み方割合
しやうばいがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
開ける故兩人は渡世とせいの事なれば那のやうに云ずとも宜さうなものと思ひながらも商賣柄しやうばいがらなれば御不肖ごふせうあれ以來御世話になるも御氣おきどくつきかぎ御借おかりおき家内かないの者に開閉あけたて
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あら仕廻しまう故清兵衞は先へ立サア/\遠慮ゑんりよなしに奧へ/\と兩人をともなひ行先久々にての對面たいめん互ひに堅固けんごにて目出たしと挨拶あいさつに及ぶ中早や商賣柄しやうばいがらとは云ながら女房も如才じよさいはなく酒と肴を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あざむくと藤重は吾助に思はれ物をも多くもらひ花見遊山ゆさんなどにつれらるゝを甚だ心よくは思はねども商賣柄しやうばいがらなれば愛敬あいきやうを失ひては成ずと表面うはべにはうれしきていをなして同道せしが其折々無理むりなるこひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)