いと)” の例文
痛めて、私は、ほんとうにいとおしゅう思いまする。すでにそもじは、十字架に上りやったこととて、基督ハリストスとても、そもじの罪障とがを責めることはできませぬぞ
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
などと、彼は自分を歌って、自分をいとしがった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)