“周密”の読み方と例文
読み方割合
しゅうみつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思慮の周密しゅうみつ弁別べんべつ細緻さいち標榜ひょうぼうする学者の所置としては、余の提供にかかる不公平の非難を甘んじて受ける資格があると思う。
学者と名誉 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ところが遺憾ながら、西南戦争当時、官軍を指揮した諸将軍は、これほど周密しゅうみつな思慮を欠いていた。そこで歴史までも『かも知れぬ』を『である』に置き換えてしまったのです。
西郷隆盛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)