“吹風”の読み方と例文
読み方割合
ふくかぜ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大小に羽織袴の侍も小紋の夏羽織の町人も本家枇杷葉湯(びわようとう)の荷箱また団扇(うちわ)の荷を担(かつ)ぐ物売の商人も、皆大(だい)なる菅笠に顔をかくし吹風(ふくかぜ)に烈(はげ)しくもその裾を打払はれ聊(いささ)か行悩める如き有様を見せたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
待つ身につらき夜半(よは)の置炬燵(おきごたつ)、それは恋ぞかし、吹風(ふくかぜ)すずしき夏の夕ぐれ、ひるの暑さを風呂に流して、身じまいの姿見、母親が手づからそそけ髪つくろひて、我が子ながら美くしきを立ちて見
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
吹風(ふくかぜ)の目にこそ見えぬ神々は此(この)天地(あめつち)にかむづまります
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)