“名立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なだち40.0%
なだ20.0%
なたち20.0%
なだゝ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(三嶋郡とする説もあり)家持やかもちの哥に「ゆきかへるかりのつばさをやすむてふこれや名におふうら長浜ながはま」▲名立なだち 同郡西浜にしはまにあり、今は宿しゆくの名によぶ。
奥方は名立なだたる美人で、賢明の聞えが高いのに、当主は凡物で、そうして愚図に近いこと——その凡物で、愚図に近い夫を、長い間
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
越後糸魚川と直江津との間に、名立なたちといふ駅あり。上名立下名立と二つに分かれ、家数も多く、家建やだちも大にして、此辺にては繁昌の所なり、上下ともに南に山を負いて、北海に臨みたる地なり。
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
世界のまはりをめぐりつゝその名立なだゝる導者の——一切の邪惡かれの治下みよに滅びにき——名をふ水晶の中に 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)