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同朋町
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どうぼうちょう
ふりがな文庫
“
同朋町
(
どうぼうちょう
)” の例文
二人は肩を並べるように、
中坂
(
なかざか
)
を
同朋町
(
どうぼうちょう
)
の方へ降りたのですが、妙に話の
継穂
(
つぎほ
)
を失って、しばらくは黙りこくっていたのでした。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そしてけさ梅が
綺麗
(
きれい
)
に
篩
(
ふる
)
った灰を、火箸で二三度掻き廻したかと思うと、つと立って着物を着換えはじめた。
同朋町
(
どうぼうちょう
)
の女髪結の所へ往くのである。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
と事を分けての話に文治も
大
(
おおい
)
に悦んで、帰り掛けに柳橋の
同朋町
(
どうぼうちょう
)
に居るお村の母親お崎
婆
(
ばゞあ
)
の所へ参りました。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
神田・
同朋町
(
どうぼうちょう
)
。さらに晩秋には、神田・
和泉町
(
いずみちょう
)
。その翌年の早春に、
淀橋
(
よどばし
)
・
柏木
(
かしわぎ
)
。なんの語るべき事も無い。
朱麟堂
(
しゅりんどう
)
と号して俳句に凝ったりしていた。老人である。
東京八景:(苦難の或人に贈る)
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
わいわい言いながら笠森稲荷の前から
同朋町
(
どうぼうちょう
)
は水野
大監物
(
だいけんもつ
)
の上屋敷を通って、田町の往還筋へ出たころから、ぽつぽつ降り出した雨に風さえ加わって、八つ山下へ差しかかると
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
と
暢気
(
のんき
)
なもので別れて行った。意を了して、その頃
同朋町
(
どうぼうちょう
)
に
店借
(
たながり
)
をしていた長屋に
引返
(
ひっかえ
)
して、残りの荷物を
纏
(
まと
)
めたが、自分の本箱やら、机やら、二人
乗
(
のり
)
には積み切れないで、引越車をまた一輛。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いくらも歩かないうちに、——御数寄屋町と
同朋町
(
どうぼうちょう
)
の間の、狭い横町を太兵衛は指します。
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
数寄屋
(
すきや
)
町、
同朋町
(
どうぼうちょう
)
の芸者やお酌が大勢来た。宴会で芸者を見たのはこれが始である。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
同朋町
(
どうぼうちょう
)
から金沢町、夜眼にも光る霙のなかを駕籠は
御成街道
(
おなりかいどう
)
へさしかかった。
早耳三次捕物聞書:01 霙橋辻斬夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
親分さん——
父
(
とと
)
さんの出入りの御屋敷で御目見以上というと、三軒しかありません。一軒は
金助町
(
きんすけちょう
)
の
園山若狭
(
そのやまわかさ
)
様、一軒は
御徒士町
(
おかちまち
)
の吉田
一学
(
いちがく
)
様、あとの一軒は
同朋町
(
どうぼうちょう
)
の
篠塚三郎右衛門
(
しのづかさぶろうえもん
)
様
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
同朋町
(
どうぼうちょう
)
の山崎屋の隠居勘兵衛に、さんざんの目に逢わされた一両二分、死んでからでも返してしまったら、さぞ清々するだろうといった、そんな事しか考えていなかったのですが、行ってみると
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
朋
漢検準1級
部首:⽉
8画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“同朋”で始まる語句
同朋
同朋衆
同朋頭