“淀橋”の読み方と例文
読み方割合
よどばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淀橋よどばし区、四谷よつや区は、大半焼け尽しました。品川しながわ区、荏原えばら区は、目下もっか延焼中えんしょうちゅうであります。下町したまち方面は、むしろ、小康状態に入りました」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
戸若は千番トラックのギャレジの二階に寝泊りしていたが、蟹口は、淀橋よどばしで煙草店を出している妻女ツル子(二十五)の処から通勤していた。
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
淀橋よどばしへ來るとおそくなつてしまひ、掛を集めて大金を持つてゐるので、夜道は物騷だから、淀橋の叶屋かなふやで泊つて、がらにもなく一杯呑んでぐつすり寢込んでしまつて
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)