“よどばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
淀橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神田・同朋町どうぼうちょう。さらに晩秋には、神田・和泉町いずみちょう。その翌年の早春に、淀橋よどばし柏木かしわぎ。なんの語るべき事も無い。朱麟堂しゅりんどうと号して俳句に凝ったりしていた。老人である。
それが女と解つたのは、せん女さんがある日の事、淀橋よどばしに俳人長谷川零余子を訪ねてからで
淀橋よどばしへ移転してから家が近くなったので頻繁ひんぱんに来た。思想上の話もしたし、社会主義の話もしたが、肝胆相照らしたというわけでもないから多くは文壇や世間のうわさばなしだった。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)