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各人
塾は
家族的の
組織であるから
各人共同の
物である、
塾生は
此處を
自分の
家と
心得て
何事も
自分に
責任を
持つて
遣らねばなりません。
『いや
私は
哲学者でも
何でも
無い。が、これを
主張するのは、
大に
各人の
義務だろうと
思うのです、これは
道理のあることで。』
どんな
書物でもといふ
事は、
甚だボンヤリしてゐるやうであるが、
實際、一
體書物なり、
書物の
選擇といふものは、
各人の
自由に
任せる
外はない。