“古釘”の読み方と例文
読み方割合
ふるくぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お徳の手から受取ると、なるほど、書きも書いたり、蚯蚓みみず古釘ふるくぎとが滅茶滅茶に雑居したような、素晴らしい難文で
二十日って一文、川の柳の葉は一枚残らず散り落ち、川の水は枯れて蕭々しょうしょうたる冬の河原となり、浅田は黙々としてくわをふるって砂利を掘り起し、出て来るものは銭にはあらで、割れなべ古釘ふるくぎ
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)