“古風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こふう91.3%
いにしえぶり8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きなお城(しろ)がそびえ立ち、低(ひく)い壁(かべ)と離(はな)れ屋(や)にかこまれた中庭には、美しく石がしきつめてあって、古風(こふう)な庭園(ていえん)はいかにも優雅(ゆうが)です。
そして一目見ると直(すぐ)に、少(すこ)しあけツ放(はな)しの點(てん)のある代(かはり)には、こせつかぬ、おツとりとした、古風(こふう)な顔立(かほだて)であることを見て取ツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
古風(いにしえぶり)を存ぜる弔燭台(つりしょくだい)の黄蝋(おうろう)の火遠く光の波を漲(みなぎ)らせ、数知らぬ勲章、肩じるし、女服の飾などを射て、祖先よよの油画(あぶらえ)の肖像の間に挾まれたる大鏡に照反(てりかえ)されたる、いへば尋常(よのつね)なり。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
古風(いにしえぶり)を存ぜるつり燭台(しょくだい)の黄蝋(おうろう)の火遠く光の波をみなぎらせ、数知らぬ勲章、肩じるし、女服の飾りなどを射て、祖先よよの曲画の肖像の間にはさまれたる大鏡に照りかえされたる、いえば尋常(よのつね)なり。
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)