“取殺”の読み方と例文
読み方割合
とりころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伴「手前(てめえ)は熱い汗をかいたろうが、己(おら)ア冷(つめ)てえ汗をかいた、幽霊が裏窓から這入(はい)って行ったから、萩原様は取殺(とりころ)されて仕舞うだろうか」
ところが所天(つれあい)が死(な)くなってからというものは、其(その)男の怨霊(おんりょう)が如何(どう)かすると現われて、可怖(こわ)い顔をして私を睨(にら)み、今にも私を取殺(とりころ)そうとするのです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
なぜ己(お)れを殺(ころ)さぬ、殺(ころ)さぬか、己(お)れも三五郎(らう)だ唯(たゞ)死(し)ぬものか、幽靈(ゆうれい)になつても取殺(とりころ)すぞ、覺(おぼ)えて居(ゐ)ろ長吉(ちようきち)めと湯玉(ゆだま)のやうな涙(なみだ)をはら/\、はては大聲(おほごゑ)にわつと泣(な)き出(いだ)す
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)