友輩ともばら)” の例文
義清は、その日、その足で、まっ直ぐに、鳥羽院へ来て、致仕ちしの旨を奏し、友輩ともばらに、別れもいわず、家へ帰ってしまった。
あとにのこされた衣川きぬがわおうなの嘆きや、源ノ渡の恨みや、院の友輩ともばら嘲笑ちょうしょう、世間のそしりなども、声をそろえ、形相ぎょうそうをなして、おそろしいばかり、自分をほえ責めている。
友輩ともばらは、いいあった。