“午食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひる30.4%
ひるめし26.1%
ごしょく21.7%
ひるしよく8.7%
ひるしょく4.3%
おひる4.3%
ごしよく4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「イヤ未だ腹が一向かん。会社だと午食ひるの弁当が待遠いようだけどなア」と言いながら其処を出て勝手の座敷から女中部屋までのぞきこんだ。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
どうも気分が悪くて事務が執れないと云つて、辻馬車に乗つて帰つた。午食ひるめしは食べたくないと云つて食はなかつた。
板ばさみ (新字旧仮名) / オイゲン・チリコフ(著)
昨夜ゆうべ好く寐なかったからと、純一は必要のない嘘を女中に言って、午食ごしょく後に床を取らせて横になっているうちに、つい二時間ばかり寐てしまった。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
午食ひるしよくの一時間前に、ボヂル婆あさんは、お嬢さんのお好な、刺繍のある着物を着て、薔薇を切りに花壇へ出た。
薔薇 (新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
午食ひるしょくの支度もしなくてはならない。もう間もなく入用いりようになる子供のあわせの縫い掛けてあるのも縫わなくてはならない。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
マーシャ (立ちあがる)もう午食おひるの時間よ、きっと。(だらけた気力のない歩き方をする)足がしびれたわ。……(退場)
ブレドガアデで午食ごしよくをして来た帰道である。牧師をしてゐる兄とおれとである。兄はユウトランドで富饒ふぜうなヱイレあたりに就職したいので、其運動に市中へ出て来た。
(新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)