“千秋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんしゅう53.3%
ちあき26.7%
センズ13.3%
せんしう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと運命を共にするの高尚な犠牲心が浅草の観音を守る市民と同じように行かなかったのは何故でしょう、これは千秋せんしゅうの恨事ではありませんか……
山道 (新字新仮名) / 中里介山(著)
積年の病ついに医するあたわず、末子ばっし千秋ちあき出生しゅっしょうと同時に、人事不省におちいりて終にたず、三十六歳を一期いちごとして、そのままながの別れとなりぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
宮廷神楽の「サイ」の「人長」との関係も、神と精霊とから転化して来たのだ。此系統が千秋センズ万歳を経て、後世の万歳太夫に対する才蔵にまで、大した変化なく続いた。
二日ふつか眞夜中まよなか——せめて、たゞくるばかりをと、一時ひととき千秋せんしうおもひつ——三日みつか午前三時ごぜんさんじなかばならんとするときであつた。……
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)