“化身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けしん98.3%
ばけ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前時代のすぐれた人々によって考えられた正義や憐憫れんびんや人類親和などの夢想を、彼はことごとくフランスのうちに化身けしんせしめていた。
「そうしてその摩利信乃法師とやら申す男は、真実天狗の化身けしんのように見えたそうな。」と、念を押すように御尋ねなさいました。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今日こそ酒の勢いで、このひと化身ばけの皮をひん剥かずにはおかぬという気組みが、眼の裡にありありと燃えていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)