“匈奴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうど82.4%
きようど5.9%
フン5.9%
フンヌ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかししんの良臣は、匈奴きょうどの滅びざるうちは家を造らず、といいました。蜀外一歩出れば、まだ凶乱をうそぶく徒、諸州にみちている今です。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
匈奴きようどにして昭君せうくんを愛するも、昭君あに馬に乗るのうらみあらむや。その愀然しうぜんとして胡国ここくとつぎたるもの、匈奴が婚をひたるにほかならず。
愛と婚姻 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
直径が二尺近い盞形さかずきがたをしたもので、外側には露西亜ルッソビザンチン特有の生硬な線で、アイヷソウフスキーの匈奴フン馴鹿トナカイ狩の浮彫が施されていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
匈奴フンヌ トホ遁走トンサウ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)