“分限”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶげん79.2%
ぶんげん20.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武士たるもの二〇みだりにあつかふべからず。かならずたくはをさむべきなり。なんぢいやしき身の分限ぶげんに過ぎたるたからを得たるは二一嗚呼をこわざなり。
木場の大旦那で、万両分限ぶげんの甲州屋万兵衛は、今朝、卯刻むつ半(七時)から辰刻いつつ(八時)までの間に、風呂場の中で殺されていたのです。
追々触出し候おもむきを相守り、正路にして質素倹約を致すべく候処、だんだん御国恩を忘れ奢侈しゃしに移り衣食の分限ぶんげんわきまえず、三百目、五百目の品を相用い
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
また巫覡ふけんに迷うべからず、衣服分限ぶんげんに従うべし、年わかきとき男子とれ猥れしくすべからず云々は最も可なり。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)