“刀痕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうこん72.7%
かたなきず18.2%
あと4.5%
かたなきづ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
資本主義も社会主義も有りはしない、そんなことは昼寝の夢に彫刻をした刀痕とうこんを談ずるようならちも無いことで、何も彼も滅茶めちゃ滅茶だった。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わしなんざ、現にあの中の浪人のひとりに、闇討ちをくらって、そのときの刀痕かたなきずは、まだ朝夕の寒さにはうずいてなりません。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのまま出して刀痕あとがのの字——。
「うそぢやありませんよだ。それが証拠せうこにはおしりのとこにおほきな刀痕かたなきづがついてらあ」と威張ゐばりました。