“刀剣”のいろいろな読み方と例文
旧字:刀劍
読み方割合
とうけん50.0%
かたな25.0%
きれもの12.5%
たうけん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四十面相が化けた古道具屋のおやじは、大きな仏像や、古いよろいや、人形や、刀剣とうけんなどにかこまれて、れいの小机の前に腰かけ、電話の受話器を耳にあてていました。
怪奇四十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
国民党の脱会者だつたら、思ひ出すたびに、持前の唐辛からしのやうな皮肉を浴びせ掛けるのだが、相手が刀剣かたなであつてはさうも出来ない。
とっさん喧嘩ア止めだ……こいつは止めだ、滅法界めっぽうけえつええ奴もあれば有るものだ、飛びながら抜きやアがッたが、刀尖が己の髷へ当って手拭ぐるみぐというのは、刀剣きれものいのだろうが
うかすると、お客さまにこしものを出されるかも知れねえ、うしたらわたくし小道具こだうぐはうとは違ひますゆゑ刀剣たうけんるゐ流違りうちがひでございますから心得こゝろえませんが
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)