“傑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すぐ73.6%
えら18.9%
けつ1.9%
1.9%
1.9%
スグ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本当の自殺よりも、狂言自殺をたくらむだけのイタズラができたら、太宰の文学はもっとすぐれたものになったろうと私は思っている。
不良少年とキリスト (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
えらい、傑い。その武士も傑いが、ヤッちゃんもまけずに傑いぞ。小錦関こにしきぜきだ、やがてした開山かいさんの小錦関だ。」
祝氏しゅくしの三けつ時報ときとり」をのみに食われて大いに怒ること
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世界の美術の本場のような仏国のことでる人の目も高いから、もし、拙劣つまらないものを出しては第一自分の店の名に係るので、算盤そろばんずくでなくいものばかりを選り抜くつもりで
えゝ、さうですとも、あれはものですよ。あの師団長は第一答礼の仕方からしてちがひまさあ。かういふ風にね、ゆつくりかう腕を上げてね(と、彼は身振りをして見せる)。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
……昔物語りに語られる神でも、人でも、スグれた、と伝へられる限りの方々は——。それに、おれはどうしてかうだろう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)