“算盤”の読み方と例文
読み方割合
そろばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一年と二年とはどうやら無事で、算盤そろばんの下手な担任教師が斉藤平大の通信簿の点数の勘定を間違ったために首尾よく卒業いたしました。
革トランク (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
向うの帳場格子の中には人が三人ほどいたが、算盤そろばんをはじいたり帳面を繰ったりするだけで、誰もこっちの相手にはなってれない。
初蕾 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
まともに算盤そろばんを取られると、向う一ヶ年位は、一銭の月給も受取れないことになって居るという、驚くき事実を発見するでしょう。
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)