“他見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よそみ40.0%
わきみ40.0%
たけん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一朶いちだの紫雲かとまごう琵琶びわみずうみを見出していたろうに——はやさは觔斗雲に劣らないまでも、そんな他見よそみなどは、城太郎にはちっとも出来ない。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
他見わきみをしちゃいけません、可愛い可愛いわたしのムク犬や、お前、何でもわたしの言うことを聞いてくれますね、お前は一旦覚えた芸は決して忘れやしませんね、だから
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
永「そりゃまさか他人ひとの女房を借りて置く訳にはかんが、仕事も出来る大黒の一人も置きたいが、他見たけんが悪いから不自由は詮事しょことがないよ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)