“仇白”の読み方と例文
読み方割合
あだじろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じ羽目板だけれども、足数七八つ、二間ばかり奥へ入った処に、仇白あだじろくなって字が見える、………紙が歩行あるいた勘定だわねえ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
安井氏の「風吹く湖畔」を見ると日本の夏に特有な妙に仇白あだじろく空虚なしかし強烈な白光を想い出させられるが
二科展院展急行瞥見 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
四十七八、五十ぐらゐにもりませうか、眉毛まゆげのない、面長おもながな、仇白あだじろかほをんなで、頬骨ほゝぼねすこます。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)