“仇英”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうえい80.0%
きうえい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
床には、彼の風雅癖を思わせて、明人みんびと仇英きゅうえいの、豊麗ほうれい孔雀くじゃくの、極彩色ごくさいしき大幅が掛けられ、わざと花を生けない花瓶は、そう代の磁だった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
ただし、この方は掛物の前に立って、はあ仇英きゅうえいだね、はあ応挙おうきょだねと云うだけであった。面白い顔もしないから、面白い様にも見えなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たゞし、此方このほう掛物かけものまへに立つて、はあ仇英きうえいだね、はあ応挙だねと云ふ丈であつた。面白おもしろかほもしないから、面白い様にも見えなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)