うせ)” の例文
妙光女魂既にうせたりといえども、容儀儼然活けるがごとく、妍華けんか平生に異ならざるをあいいいて曰く、この女かくまで美艶にして、遠くもとむるも等類なしと、各々染心ぜんしんを生じ
したゝはら掻切かききつうせたりけり是庄左衞門が非道の行ひによつて老體のちゝかく成行なりゆきしは庄左衞門が不義の手に掛りしも同じ事なりかくのち庄左衞門はしばら田舍ゐなか潜居かくれゐ外科げくわならおぼえ兩三年立て妻子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)