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云付
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いいつ
ふりがな文庫
“
云付
(
いいつ
)” の例文
就
(
つい
)
ては
乃公
(
おれ
)
がお前に
云付
(
いいつ
)
けてこの原書を訳させると、
斯
(
こ
)
う
云
(
い
)
うことに
仕
(
し
)
よう、そのつもりで
居
(
い
)
なさいと
云
(
いっ
)
て、ソレカラ私は緒方の
食客生
(
しょっかくせい
)
になって
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
私は
殊更
(
ことさら
)
父母から厳しく
云付
(
いいつ
)
けられた事を覚えて居る。今一つ残って居る古井戸はこれこそ私が忘れようとしても
忘
(
わすれ
)
られぬ最も恐ろしい当時の記念である。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
此の間孝助が殿様に
云付
(
いいつ
)
けるのを聞いていたら、源助は
何
(
ど
)
うも意地が悪くて奉公がしにくい、一つ部屋にいるものだから、源助が新参ものと
侮
(
あなど
)
り、
種々
(
いろ/\
)
に
苛
(
いじ
)
め
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これからお父さんの
云付
(
いいつ
)
けを、よく守らなくてはいけないよ。お前がお父さんの
仰言
(
おっしゃ
)
る事を
肯
(
き
)
かなかったりすると、お母さんがチャンとどこからか見て悲しんでおりますよ。
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そこで
訊
(
たず
)
ねてみると、妾が寝室へ引取ってからものの五分と経たないうちに、彼の紳士はまた玄関に入って来たが今夜は逢わないという奥さまのお
云付
(
いいつ
)
けを伝えるとそのまま帰った。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
今はハヤ五十二、三年も過ぎてむかし/\の事であるが、そのとき母に
云付
(
いいつ
)
けられた口上も、先方の大阪屋の事も、チャンと記憶に存して忘れません。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
王子の在へ行って聞きゃア
直
(
すぐ
)
に分るてえますから、実は
其処
(
そこ
)
は
池
(
いけ
)
の
端
(
はた
)
仲町
(
なかちょう
)
の
光明堂
(
こうみょうどう
)
という筆屋の隠居所だそうで、
其家
(
そこ
)
においでなさる方へ上げれば
宜
(
よ
)
いと
云付
(
いいつ
)
かって
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
貧小士族の衣食住その
艱難
(
かんなん
)
の中に、母の精神を
以
(
もっ
)
て
自
(
おのず
)
から私共を感化した事の数々あるその一例を申せば、私が十三、四歳のとき母に
云付
(
いいつ
)
けられて
金子
(
きんす
)
返済の
使
(
つかい
)
をしたことがあります。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
云
漢検準1級
部首:⼆
4画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“云”で始まる語句
云
云々
云云
云為
云訳
云懸
云出
云事
云掛
云張