“乗後”の読み方と例文
旧字:乘後
読み方割合
のりおく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ポケット四書と丘浅次郎氏の進化論講話を携えて又もタクシーに飛乗り全速力で博多駅に駈けつけ、富士に乗後のりおくれてサクラに間に合った。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これに乗らねば翌朝よくあさまで待たなくッてはならぬ、それも伊之助と一緒に乗後のりおくれるのなら、別段心配する事もございません、品川には宿屋もございますことでげすから
晩に出る最終の河蒸汽に乗後のりおくれまいとして、岸本は夫婦と一緒に河岸を急いだ。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)