“丸形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まるがた50.0%
まるがたち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空濠からほりにかけてある石橋を渡って行くと向うに一つの塔がある。これは丸形まるがた石造せきぞうで石油タンクの状をなしてあたかも巨人の門柱のごとく左右に屹立きつりつしている。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
是は深川ふかゞわ網打場あみうちばの者でおくまと云う、年二十九歳で、美女よいおんなではないが、色の白いぽっちゃりした少し丸形まるがたちのまことに気の利いた、苦労人のはてと見え、万事届きます。殿様の御酒の相手をすれば
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)