“倶楽部”のいろいろな読み方と例文

旧字：倶樂部

読み方	割合
クラブ	67.5%
くらぶ	31.7%
クルッブ	0.8%

クラブ

私は学生倶楽部（クラブ）で、何時でも射撃の最優勝者ではなかったか。馬に乗りながらでも十発九中。殺してやろう、私は侮辱を受けたのだ。

女の決闘 (新字新仮名) ／ 太宰治(著)

くらぶ

倶楽部（くらぶ）の音頭を取って居るのは、子爵玉置（たまおき）道高氏、正面の安楽椅子（いす）にもたれて、先刻から立て続けに葉巻を吸って居るのがその人です。

古城の真昼 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

クルッブ

いつか倶楽部（クルッブ）で逢った時、亜爾然丁（アルゼンチン）の娘のところへ行くといっていたのは真っ赤な偽りで、伯爵と一緒にモンテヴィデオへでも逃亡するつもりであったろう。

グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) ／ 橘外男(著)

“倶楽部”の意味

《名詞》
倶楽部（くらぶ）

一定の目的を持って、主に構成員の自発的意思により形成された小集団。「クラブ」の漢字表記。
(出典:Wiktionary)

“倶楽部（クラブ）”の解説

クラブ（en: club、当て字: 倶楽部）とは、会員制の集まり、社交・親睦団体などを指す。共通の趣味・興味を持つ仲間が定期的に集まって形成する団体をいう。18世紀から19世紀にかけてのヨーロッパで成立した。その歴史的過程の中で、社交クラブ、政治クラブ、文芸クラブ、歴史クラブ、スポーツクラブ、カントリークラブなど様々な類型のクラブが生まれ、21世紀においても世界各地で多数のクラブが人々の生活の中に根付いている。
(出典:Wikipedia)

倶	漢検準1級 部首:⼈ 10画
楽	常用漢字 小２ 部首:⽊ 13画
部	常用漢字 小３ 部首:⾢ 11画