“中隊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちうたい50.0%
ちゅうたい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中根熊吉なかねくまきちの「うまさん」は二年兵ねんへいの二等卒とうそつで、中隊ちうたいでもノロマとお人好ひとよしとで有名いうめいだつた。教練けうれん度毎たびごとにヘマをやつて小隊長せうたいちやう分隊長ぶんたいちやう小言こごとはれつづけだつた。戰友達せんいうたちにもすつかり馬鹿ばかにされてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
それは一中隊ちゅうたいぐらいで、鉄橋てっきょうの上を行く汽車よりはもっとゆるく、小学校の遠足の列よりはも少し早く、たぶんは中隊長らしい人を先頭にだんだん橋をわたって行きました。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)