“等卒”の読み方と例文
読み方割合
とうそつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私(わたし)の左側(ひだりがは)にゐる中根(なかね)二等卒(とうそつ)はもう一時間(じかん)も前(まへ)から半分(はんぶん)口(くち)をダラリと開(あ)けて、眠(ねむ)つたまま歩(ある)いてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
今日(けふ)貴樣達(きさまたち)を此處(ここ)へ集(あつ)めたのは外(ほか)でもない。この間(あひだ)N原(はら)へ行(ゆ)く途中(とちう)に起(おこ)つた一(ひと)つの出來事(できごと)に對(たい)する己(おれ)の所感(しよかん)を話(はな)して聞(き)かせたいのだ。それは其處(そこ)にゐる中根(なかね)二等卒(とうそつ)のことだ。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
かう云(い)ひ續(つづ)けて、高岡軍曹(たかをかぐんそう)はやがて詞(ことば)を途切(とぎ)つたが、それでもまだ賞(ほ)め足(た)りなかつたのか、モシヤモシヤの髭面(ひげづら)をいきませて、感(かん)に餘(あま)つたやうに中根(なかね)二等卒(とうそつ)の顏(かほ)を見詰(みつ)めた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)