“不悪”の読み方と例文
読み方割合
あしからず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所がもう五六日で出発しようといふ時になつて、Sから「種々都合悪しく旅行は出来ない、少くとも京都へは行けないから不悪あしからず……」
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
守り相営み不申もうさず候然るに昨日仮葬之節追て日限御知せ可申上御約束之処前件の次第故不悪あしからず御承引可被下くださるべく候右御報道併せて御礼奉申上候也
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そのため貴殿にも何事も洩らさず同婦人に自由行動をらせ候段、何卒なにとぞ不悪あしからず御諒恕ごりょうじょたまわりたく、貴殿の御骨折に対しては警察当局も感謝致居候いたしおりそうろう
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)