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したじょく
ふりがな文庫
“
下職
(
したじょく
)” の例文
てまえばかりじゃございません、ここへ来て働く
下職
(
したじょく
)
まで、みんな人間が変ってしまうから怖ろしいものですよ。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今の今まで安心していた主人を初め、弟子、
下職
(
したじょく
)
、手伝いに駆けつけた人々が、「もう、いけない。出せるものだけ出せ」というので、荷物を運び出しました。
幕末維新懐古談:13 浅草の大火のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
時々
下職
(
したじょく
)
が註文をうけに来ていた。連合は開港場の横浜で手びろくやっていた、派手な商館相手の商人だったが、おしょさんのために
逼塞
(
ひっそく
)
したということだった。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
髪結床
(
かみいどこ
)
の
下職
(
したじょく
)
なんぞするもんじゃアありませんね、せめて字でも読めりゃ何とか言って近づくんですが、一の字は
引張
(
ひっぱ
)
って、十文字は組違え、
打交
(
ぶっちが
)
えは
鷹
(
たか
)
の羽だと
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
当時、師匠東雲の家は駒形町にありまして、私は
相更
(
あいかわ
)
らず修業中……その十五日の前の晩(十四日の夜中)に森下にいる
下職
(
したじょく
)
の
塗師屋
(
ぬしや
)
が戸を
叩
(
たた
)
いてやって来ました。
幕末維新懐古談:19 上野戦争当時のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
▼ もっと見る
もっとも、
下職
(
したじょく
)
も三人入り、
破屋
(
あばらや
)
も金銀の地金に、輝いて世に出ました。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
権三郎の
下職
(
したじょく
)
の
為吉
(
ためきち
)
というひょうきんな男が下で手を振った。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大工の
下職
(
したじょく
)
や左官などが、仕事場から帰り途での噂であった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
下職
(
したじょく
)
ではない、
石工
(
いしく
)
の手伝いをしている人夫である。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
隣近所は、すべて
下職
(
したじょく
)
衆といっていい。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
職
常用漢字
小5
部首:⽿
18画
“下職”で始まる語句
下職人