“三竿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんかん83.3%
みさを16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも暁方あけがたになると神経がしずまって、それから熟睡に落ちて、朝日の三竿さんかんに上る頃にやっと眼をさましました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
実際、陽はすでに三竿さんかん、丞相府の各庁でも、みなひと仕事すましてひるの休息をしている時分だった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
意外とんだところに感心して、『ナントお前様、此地方ここらではハア、今の村長様の嬶様かかあさまでせえ、箪笥がたつた三竿みさを——、うんにや全体みんなで三竿でその中の一竿はハア、古い長持だつけがなツす。』
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)