一顆いつか)” の例文
その最後の日、死ぬ数時間前に私が持つて行つたサンキストのレモンの一顆いつかを手にした彼女の喜もまたこの一筋につながるものであつたらう。
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
多年剣を学んで霊場に在り 怪力真に成る鼎ひしぐべし 鳴鏑めいてき雲を穿つて咆虎たおる 快刀浪をつて毒竜降る 出山しゆつざん赤手強敵をとりこにし 擁節の青年大邦に使ひす 八顆はちかの明珠皆楚宝 就中一顆いつか最も無双
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)