“一重瞼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとえまぶた68.8%
ひとえまぶち25.0%
ひとへまぶた6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「電気学講義録」がポケットからみ出している制服オウバアのえりの中で、茶っポい一重瞼ひとえまぶたの眼がノンキそうにまたたいているのだ。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
やや面長おもながなお顔だち、ぱっちりと見張った張りのある一重瞼ひとえまぶち。涼しいのも、さわやかなのも、りんとしておいでなのもお目ばかりではありませんでした。
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
れぼつたい一重瞼ひとへまぶたの、丸顔の愛くるしい娘だ。紫のあらしま縒上布よりじやうふの袖の長い単衣ひとへを着て、緋の紋縮緬もんちりめん絎帯くけおび吉弥きちやに結んだのを、内陣ないぢんからりて来た貢さんはうつくしいと思つた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)