“一戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちのへ40.0%
いちのえ20.0%
いっこ20.0%
いつこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一戸いちのへや福岡あたりの荒物屋を訪うと、面白い方言で色々とこれらの竹細工を扱うのを見るであろう。八戸はちのへあたりにも販路が広がり盛岡や日詰ひづめの町々にも出る。
陸中雑記 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
いわゆる、みちのくの海道と、一戸いちのえへ抜ける一戸街道の分れ道で、べつに陸中久慈から沼宮内ぬまくないに通じる山中道というのがある。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
かかげることになり親の家を出て淀屋橋よどやばし筋に一戸いっこを構えた同時に佐助もいて行ったのである。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それから一週間しうかんばかりのうちに、安井やすゐはとう/\宗助そうすけはなしたとほり、學校がくかうちかくの閑靜かんせいところ一戸いつこかまへた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)