“一咳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちがい83.3%
ひとつ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松本はがい一咳いちがいしつ「我が鍛工かぢこう組合の評議員篠田長二君の身上について、一個の動議を提出するんですから、先づ同君にむかつて暫時退席を要求致します」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
喝采やんやの声のうちに渠はしずかにおもてもたげて、情を含みて浅笑せり。口上は扇をげて一咳いちがい
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ト、いひつつしわぶき一咳ひとつして、く息も苦しげなり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)